参考書を繰り返すメリットとポイント!

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Stardventure【☆STARD☆】のTatsuyaです。

このブログでは、「無限の可能性を、全力で冒険しよう!」をコンセプトに、僕が今までの受験勉強やキャンパスライフで得た知識や情報を発信しています。

今回は、☆STARD☆【Study】勉強法編、「参考書を繰り返すメリットとポイント」についてお話ししていきます。

参考書を繰り返し学習することは非常に大事です。

繰り返し学習することで、1周目のときには理解できなかったところが理解できるようになったり、点と点が線になったりといろいろなメリットがあります。

しかし、ただ何も意識することなく、繰り返し学習することはあまりよくありません

繰り返すときに意識したいポイントがあります。そのポイントを意識するだけで、勉強効率や効果が大きく上がります。

参考書を繰り返し学習するメリット繰り返し学習するときのポイントを紹介していきますね。

それでは今回も一緒に冒険していきましょう。

参考書を繰り返し学習するメリット

参考書は1周するだけで満足せず、何周も繰り返して学習すると繰り返した分だけ効果が上がります。

なぜかというと、1周するだけでは、ほとんどの場合、参考書に書いてある半分くらいの内容しか身についていないからです。

まれに1周するだけで、ほぼ完璧に理解している「一を聞いて十を知るパターン」の天才がいますが、本当にまれです。

我々凡人は、地道に粛々と何周も繰り返して勉強していく

ことが大事です。

参考書を繰り返し学習する大きなメリットとして、以下の3つがあります。

メリット
  • 繰り返すごとに参考書の内容がどんどん定着していく
  • 単元ごとの関連性が見えてくる
  • 時間とお金が節約できる

1つずつ見ていきましょう。

繰り返すごとに参考書の内容がどんどん定着していく

メリットの1つ目は、「繰り返すごとに参考書の内容がどんどん定着していく」です。

よほどの天才でない限り、参考書を1周した直後に参考書に書いてあったほとんど全てのことを理解している人はいないでしょう。

この単元は理解できたけど、あの単元は難しくて理解するのが難しかった。

この単元は、理解するのは簡単だったけど、大事なことばなどを全く覚えていない。

など1周しただけでは、まだまだ定着が浅いはずです。

同じ参考書を何周もしてると、1周目ではあまり理解することができなかった単元が簡単に理解できたり、覚えようとしなくても自然に覚えることができたりしてきます。

単元ごとの関連性が見えてくる

メリットの2つ目は、「単元ごとの関連性が見えてくる」です。

参考書を1周目するときは、1つ1つの文章の文字を追っていくだけで、十分な負担です

しかし2周目以降は、その参考書は一通り目を通しているため、参考書に書いている内容はだいたいわかります。

つまり2周目以降は、見たことのある景色をもう一度進む感じで、余裕があるということです。

余裕があると、さまざまなことが見えてきます

視点が広くなったということですね。

余裕がでてきて、視点が広くなると、1周目のときには気づかなかったところに気づきます。

そのうちにこの単元とこの単元はこういうつながりがあったのかと気づくようになります。

点と点がつながって線になるという感じです。

時間とお金が節約できる

3つ目のメリットは、「時間とお金を節約できる」です。

先ほど、「2周目以降は、見たことのある景色をもう一度進む感じで、余裕がある」といいました。

一度は見た景色を進んでいくとき、確かに思い出すまでに少し時間はかかりますが、1周目のときよりはるかに短時間で進むことができます。

さらに、1周目のときにある程度完璧に理解した単元の場合、そこはさっと見るだけにして、苦手な単元に時間をかけるというようにして進めばいいですね。

ここで参考書をまだまだ完璧にしていないのに、

その参考書はある程度理解した

友達や塾、インターネットで評判のいい参考書があると聞いた

などの理由で、新しい参考書を買ったとしましょう。

新しい参考書で勉強していくことになりますが、この場合、新しい参考書はまだ読んだことはありません。つまり初めて見る景色です。

新たに買った参考書をまた一から目を通していく必要があります。

ぶっちゃけた話、参考書に書いている内容は、どの参考書でもほとんど同じです。難易度の違いや網羅性の違いなど多少あるものの、ほとんど一緒です。

それなのに、新しい参考書に手を出すと、また見慣れない文章の文字を1つずつ追っていく作業が待っています。負担になりますし、時間もお金もったいないです

それなら、新しい参考書に次々手を出さずに、同じ参考書を完璧になるまで繰り返し学習した方が、より効率的により効果的に学力は向上するでしょう。

繰り返し学習するときのポイント

参考書を繰り返し学習するメリットはわかったと思います。

しかし、繰り返すって言っても、どのくらい繰り返せばいいのでしょうか。

僕は、

参考書は理解度などもよりますが、だいたい2~4周以上するべき

だと思っています。

そのくらい繰り返し学習してはじめて、参考書の内容をしっかりと身につけることができると思います。

それではここからは、繰り返し学習するときのコツを紹介していきたいと思います。

参考書を繰り返し学習するとき、何も考えずにただ繰り返すだけではあまり効果はありません。

つまり1周目も2周目も、同じ要領で読んでいてはいけません。

1周目と2周目、そして3周目以降では、それぞれ意識するポイントは異なります。

1周目のときは、文字を追って理解していくだけで必死になるでしょう。そのため1周目は理解することよりも、参考書に書いている内容の雰囲気をつかむことが大事です。

しかし2周目以降は、その参考書の雰囲気もだいたいつかめてきて、1周目のときよりか読みやすいはずです。2周目は、1周目では理解できなかった部分をしっかり読み込むなどをしていきます。

このように、参考書を繰り返す回数に応じて、読み方が変わってきます。

それぞれの回数でどのようなことを意識して、学習していけばいいのか書いていきます。

繰り返し学習するときのポイント
  • 1周目:全体像を把握する
  • 2周目:1周目で理解できなかった部分を理解できるようにする、細かい部分も読む
  • 3周目以降:単元ごとの関連性をつかむ(点と点を線にする!)

1周目:全体像を把握する

1周目に読むときは、「全体像を把握する」ことを意識しましょう。

全体像とは、参考書に書いてある大まかな内容のことです。この参考書は、こんなことが書いてあって、各章の内容もある程度説明できる状態のことです。

僕は、「全体像を把握する」ことを説明するときに、大阪~東京の駅の話をよくします。大阪~東京までには、無数の駅があります。

今、その大阪~東京までの駅名を、全て説明してください、言われたとしましょう。

みなさんなら、どのように説明しますか。

大阪→新大阪→東淀川→吹田→・・・・・・→京都→・・・・・・大津→・・・・・・・・・東京

と何も考えず、はじめから果てしない駅の数を並べて説明してみて下さい。

説明する人も説明を聞いている人も、おそらく途中で訳がわからなくなると思います。

しかし、まず

大阪→新大阪→京都→米原→岐阜羽島→名古屋→三河安城→豊橋→浜松→掛川→静岡→新富士→三島→熱海→小田原→新横浜→品川→東京

というように、新幹線で止まる駅だけを説明していき、

そして

新大阪~京都までにはこんな駅があって、熱海~小田原まではこんな駅があって、というように、新幹線の駅の間を説明していきます。

まず大阪~東京までの全体像がわかってから、その間の駅を説明するとどうなるでしょうか。

先ほどの説明よりも非常にわかりやすくなると思います。

このたとえの中の、新幹線の駅こそが「全体像」なのです。

参考書で1周目に取り組むときには、このように全体像の把握をすることが大事です。全体像だけなので、細部にまでこだわる必要は一切ありません。

とにかく短時間でざっと1周してしまいましょう。

全体像を把握することで、2周目以降、今自分が全体のどの辺りを勉強しているのかが把握しやすくなります。

参考書だけではなく、問題集を解くときや本をよむとき、他にも人生のさまざまなことで、まず全体像を把握することは大事です。

詳しくはまた別記事で書こうと思います。

2周目:1周目で理解できなかった部分を理解できるようにする、細かい部分も読む

2周目を読むときに意識したいポイントは、「1周目で理解できなかった部分を理解できるようにする、細かい部分も読む」です。

2周目を読み始めているときは、参考書の全体像もつかめていて、気持ち的にも余裕があります。

  • 1周目に読んでいて理解できなかった箇所をしっかり読んでみる
  • 細かい部分に目を通してみる

などに挑戦してみて下さい。

そうすることで、参考書の内容をより理解することができ、これから紹介する3周目以降の学習につながってきます。

3周目以降:単元ごとの関連性をつかむ(点と点を線にする!)

とうとう参考書も3周目にきました。

正直1冊の参考書を3周もしている人自体、すごく少ないです。逆に3周に取りかかろうとしている時点で、まず自分に褒めてあげて下さい。

3周目以降になると、どのようなことを意識すればいいのか。

それは、「単元ごとの関連性をつかむ」です。

多くの参考書は、目次に単元ごとに章で分けられていますが、3周目にもなると、どの章にどんな内容が書かれているのかがある程度わかっているはずです。

そして例えば2章を読んでいるときに、

「ここの部分、4章に書いてあったこの部分の伏線だったんだな」

「こことここは、反対のことを言っているな」

章をまたいでつながりが見えてきます

漫画でいう、伏線回収みたいな感じですね。

このように、3周目以降は、単元ごとに分けられた章をまたいで関連性をつかむことに挑戦してみて下さい。

かなり難易度が高いですが、意識しながら繰り返し学習しているうちに、「関連性をつかむこと(=伏線回収)」がどういうことなのかわかってくるはずです。

まとめ

今回は、「参考書を繰り返すメリットとポイント」について冒険してきました。

参考書は繰り返し学習すればするほど、参考書の真価が発揮されます

参考書を何回も繰り返して読み込み、書いている内容を全て理解できるようになれば、試験で困ることはほとんどなくなるでしょう。

超コスパのいい参考書を、ここまでかっていうくらい完璧にしてみて下さい!

1冊を完璧にすると成績が向上するし、なによりこの1冊を完璧にしたんだ」と、自信にもつながりますしね。

それでは、また次の冒険で!

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