【苦手克服!】基本問題の効果的な取り組み方

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Stardventure【☆STARD☆】のTatsuyaです。

このブログでは、「無限の可能性を、全力で冒険しよう!」をコンセプトに、僕が今までの受験勉強やキャンパスライフで得た知識や情報を発信しています。

今回は、☆STARD☆【Study】勉強法編、「基本問題の効果的な取り組み方」について、お話ししていきます。

何をいまさらと思われる方もいるかもしれません。

しかし次のようなことで何度か悩んだことはありませんか。

基本問題は解けるけど、応用問題になると解けない

定期テストの点数は高いのに、模試になると点数がとれない

学校や塾の先生から、「基礎があまりできていない」と言われた

この原因は、ほとんどの場合、

基本はできていると思っているけど、実は基本を完璧には理解していない

ことなのです。

そこでこの記事では、

  • 基本問題を完璧に理解する」とはどういうことなのか
  • 基本問題を完璧にするためには、どのようなことを意識しながら問題に取り組めばいいのか

を解説していこうと思います。

それでは、今回も一緒に冒険していきましょう!

基本問題とは?

基本問題とは、基礎がしっかり身についているのかを確認するための問題です。

  • 数学の場合、公式がしっかり身についているか
  • 英語の場合、習った英文法がしっかり身についているか

などを、簡単な問題や単純な問題を実際に解いてみて、身についているのか確認します。

基本問題は、単純明快でどんどん解いていくことができますね。

しかしただ何も意識せずに、解いては丸付けをひたすら繰り返してもあまり意味がありません

では、何を意識して基本問題に取り組めばいいのでしょうか。それは、

基本問題のテーマやポイントを意識しながら、問題を解く、です。

1つ1つの基本問題には、テーマやポイントがあります。簡単に言うと「考え方」「指針」ですね。

有名なチャート式では、「指針」。一般的な問題集でも「考え方」や「ヒント」として書かれていて、見たことのある人も多いでしょう。

例えば、次のような数学の基本問題があったとします。

問題

太郎君は、本とノートを合計10冊買いました。

本の値段は1冊500円で、ノートの値段は1冊100円でした。

かかったお金は全部で2,600円でした。

太郎君は、本を何冊買ったでしょうか。

この基本問題は簡単ですね。さっと解けてしまいます。

答えは以下の通りです。

答え

太郎君が買った本の冊数を \( x\)冊とします。

本とノートは合計で10冊買ったので、買ったノートの冊数は\( (10-x)\) 冊となります。

  • 本1冊は500円なので、本を買うのにかかった値段は、\( 500x\) 円
  • ノート1冊は100円なので、ノート1冊買うのにかかった値段は、\( 100(10-x)\) 円

です。

そのため太郎君が払ったお金は、\( 500x + 100(10-x)\) 円となります。

ここで、問題文にあるように、かかったお金は 2,600円なので、方程式を立てることができますね。

\( 500x + 100(10-x) = 2600\)

これを解くと、\( x = 4\) となります。

よって、太郎君が買った本の冊数は、4冊ですね。

この問題、一次方程式の基本中の基本で簡単に思えるかもしれませんが、この問題にもしっかりテーマ、ポイントがあります。

何かわかりますか?

この基本問題のテーマ、ポイントは、

未知数(わからない数)に文字を設定する

です。今回でいう未知数、つまりわからない数は、太郎君が買った本の冊数です。

この「未知数に文字を設定する」というテーマ。数学の基本問題から応用問題まで、どの問題を解くときにも非常に大事になってきますよね。

なんなら、東京大学や医学部など難関大学の入試で、このテーマを使わず合格することは不可能ですね。

このように、基本問題には何か重要なテーマやポイントが絶対あります。

そしてそのテーマやポイントは、応用問題を解くときに非常になってくるのです。

基本問題は、そのテーマやポイントがしっかり身についているのかを確認できます。

基本問題がどのような問題で、何を大事にすればいいのかわかったところで、次はその「基本問題の効果的な取り組み方」について説明していきますね。

基本問題の効果的な取り組み方

基本問題の取り組み方を説明していきます。

基本問題の取り組み方、そんなの簡単じゃん!ただ解いて丸つけを繰り返すだけでしょ?

そうではありません。

基本問題の効果的な取り組み方は、

効果的な取り組み方

基本問題のテーマやポイントを意識して解くことです。

先ほど、基本問題にはテーマやポイントがあると言いました。

先程の例では、「未知数に文字を設定する」でしたね。

「未知数に文字を設定する」ことを意識し、問題を解き、それを覚え込む

ことまでしてやっと、基本問題を完璧にした!といえます。

基本問題を解くときには、基本問題にあるテーマやポイントを考えた上で実際に解き、丸付け、解説という流れです。

基本問題を解くときの流れ
  1. 問題文を読む
  2. その問題のテーマやポイントが何かを考える
  3. テーマやポイントをもとに、問題を解く
  4. 丸つけをする
  5. 解説を読む
  6. 自分の答えや考え方があっていたかを確認

流れの2番や3番は特に、問題の正解、不正解よりも大事です。

2番、3番をまず考えて、解いていきます。そして丸付けをし、解説を読んで、テーマやポイントがしっかりあっていたかどうかを確認します。

ひとつの基本問題で、ひとつ以上のテーマやポイントを獲得していきましょう!

そうして獲得したテーマやポイントは、応用問題を解くための大きな武器となります

応用問題に向けて

基本問題とはどういった問題で、基本問題のテーマやポイントを意識して解く重要性がわかりました

それでは最後に、自分のものにしたテーマやポイントが、応用問題にはどのように役に立つのかを見ていきたいと思います。

その前にまず、僕が作った次の話を読んでみて下さい。

応用問題を倒すには・・・?

ゲームの世界を思い浮かべて下さい。

あなたは勇者で、次々登場してくるボスを倒していきます。今までにパンチすることで倒せるボスAとキックすることで倒せるボスBは仕留めました。

しかし強敵ボスCは、パンチするだけだと倒せず、キックするだけだと倒せません。

どうしたものかと勇者であるあなたはじっくり考え、あることを思いつきます。

そうか!パンチとキックを両方同時にすればいいのか。

パンチとキックを両方同時にボスCに向けてしたところ、見事ボスCを倒すことができました。

僕がなぜ、この話を例としてだしたかわかったでしょうか。

ここでいう、

  • ボスAとボスBは、パンチとキック単体で倒すことのできる基本問題
  • ボスCは、ボスAとBの倒し方の両方を使わないと倒せない応用問題

なのです。

つまり応用問題(ボスC)は、次の3ステップをすれば倒すことができるのです。

  1. 応用問題(ボスC)は、いくつかの基本問題(ボスAとボスB)が融合していることを知る
  2. 融合している基本問題を分解する
  3. 分解した基本問題を解く(パンチとキック)

応用問題は、いくつかの基本問題を融合しているだけ!

先ほどの話にもあったように、

応用問題は、いくつかの基本問題が融合している問題でした。

そのため、応用問題を解くには、基本問題を解けないとはじまらないのです。

しかも基本問題をただ解けるだけでは足りず、基本問題のテーマやポイントをしっかりと使いこなせないといけません

先ほどの例でいえば、パンチやキックのやり方が本当にできるのかどうかが大事です。

簡単な基本問題でなら使えるけど、応用問題を目の前にすると使えなくなる

では意味がありません。

どんな時でも、どんな問題でもしっかり使いこなすことができて初めて、テーマやポイントを完全に自分のものにしたといえます。

こうするには、

ひたすら基本問題を解く!

しかも先ほど紹介したように、効果的に解き続ける必要があるのです。

そうすると、参考書や問題集は、何周も繰り返して解く必要も出てきますね。

応用問題の構成をしっかり理解して、問題演習を続けて見て下さい。はじめのうちはなかなか難しいですが、気づかないうちに大きな力になっていますよ。

まとめ

今回は「基本問題の効果的な取り組み方」について、冒険してきました。

応用問題になると解けないのは、実は基本問題もしっかり理解していないのです。

基本問題を解く上で、どのようなところに意識して解いていけばいいのか。

それを意識するだけで、応用問題を解くことがだんだんできてくるようになってきます。

この記事を読み終わったらぜひ、問題集を開けて、実際に基本問題を解いてみて下さい。

そのときに、テーマやポイントを必ず意識して下さいね。

それでは、また次の冒険で!

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